愛を表すこと
女性の生き方(13) 愛を表すこと
愛し合って結婚した二人も、結婚生活を長く続けるうちに、感情のずれが起り、お互いほとんど話もしなくなってしまう人たちがいます。愛情が無くなったかと言うと必ずしもそうではありません。お互いが意地で愛する感情を心の奥の方に押し込んでしまっているのです。
ある女性の方の話なのですが、ご主人はいつも帰って来ると「ただいま」の一言もなしに黙りこくっていたそうです。その女性は「もう少し私に愛想よくしてくれてもよさそうなものだ」と思っていましたが、夫婦の間がどんどん冷え込んでいくばかりで耐えられないところにまで来たそうです。
「このままでは駄目だ。私のほうから何とか努力をしてみよう」と決心をされ、今まではご主人の弁当は作ってもテーブルにおいて置くだけでしたし、ご主人の靴もみがいてあげることなどしなかったのですが、靴も磨くようにし、弁当も手渡しをし、自転車置き場まで見送りをするようにしたそうです。初めのうちは照れくさいものですから、ご主人の後姿にぺロッと舌を出していたそうです。
次第に夫婦の会話がもどってくるようになり、ある時勇気を出して「お父さん悪かったね。これから先は私も良うなろうと思うけん」と言われたんですね。そうするとご主人も「実を言うと、お前がわしが帰って来たのにお帰りなさいも何も言わないから、腹がたっていたんだ。わしも悪かった」と言われたんです。こうして元のような仲のいい生活が戻ったと話されていました。
やはりご主人は奥さんの優しい一言がどんなにかうれしかっただろうと思います。奥さんの優しさを求めているくせに、それが言えなくて、暴れたりふくれたり、文句を言ったりしているのです。愛を表すことはかくも大切なのです。
ある女性の方の話なのですが、ご主人はいつも帰って来ると「ただいま」の一言もなしに黙りこくっていたそうです。その女性は「もう少し私に愛想よくしてくれてもよさそうなものだ」と思っていましたが、夫婦の間がどんどん冷え込んでいくばかりで耐えられないところにまで来たそうです。
「このままでは駄目だ。私のほうから何とか努力をしてみよう」と決心をされ、今まではご主人の弁当は作ってもテーブルにおいて置くだけでしたし、ご主人の靴もみがいてあげることなどしなかったのですが、靴も磨くようにし、弁当も手渡しをし、自転車置き場まで見送りをするようにしたそうです。初めのうちは照れくさいものですから、ご主人の後姿にぺロッと舌を出していたそうです。

やはりご主人は奥さんの優しい一言がどんなにかうれしかっただろうと思います。奥さんの優しさを求めているくせに、それが言えなくて、暴れたりふくれたり、文句を言ったりしているのです。愛を表すことはかくも大切なのです。
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公開日:
最終更新日:2014/09/29