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「いい人」のストレス

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comm1苦手の原因(6) 「いい人」のストレス

 女性に特有なことといっていいと思うのですが、女の子は幼い時から「いい子ね」とかよく言われますし、丁寧にも「おとなしくていい子ね」とほめられます。
 
 結局、「いい子」でいることが優れていることだという思い込みをつくり、出来る限り「いい子」でいようとします。「いい子」である反対は「わがままな子」ということになります。
 
 自分の望むことや気持ちを強く要求すると「わがままな子」ということになり、まわりの大人は「あの子はわがまま」というレッテルを貼ります。
 
 子供は本来、自由にのびのびと生きると「わがまま」なのが自然です。子育てのむずかしさはここにあり、子供はほっておくと節度のない「わがまま」な子になりますので、躾(しつ)けが必要です。「あなたはいい子ね」というのも躾けとしての言葉です。
 

 自分をのびのびと表現してでの「いい子」ならばいいのですが、社会人になってからでもコミュニケーションや人間関係にストレスをかかえるほどの、自分を抑えた「いい子」が問題です。
 
kataba1 親や先生などまわりの大人の気持ちに合わせて「いい子」をしているいい子が結構いるのです。大人から非難されないために、あるいは怒られないために、自分の言いたいことを飲み込んで、大人から見た「いい子」をしているのです。
 
 こうした「いい子」は、自分の本心をすぐには言いません。周りの雰囲気や気持に合わせて言葉を選びます。言いたい事を言えない自分をつくり上げて、そのまま「いい人」へなっていきます。人は自己表現がうまく出来てこそ、のびやかで充実した生活が楽しめるのです。
 
 「いい人」は、人からはあまり嫌われませんし、人間関係でも波風を立てることもありません。しかし、本人は言いたいことが言えないという一種の自己犠牲の人ですから、コミュニケーションや人間関係ではいつも疲れています。一人になるとホッとしているタイプです。
 
 こういう「いい人」は自分を表現する練習が必要です。傷ついてもいいから本心を出すことが必要です。ありのままの自分、そのままの自分を出したとき自分のしばりから解放されていきます
 

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公開日:
最終更新日:2014/10/06

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